『中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6 Gマウント富士フイルムG レンズ GFX』ポートレートの新境地【口コミ・評判・レビュー】

2025年1月10日

ポイント

スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ？

中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6 Gマウント富士フイルムG レンズ GFX 大口径単焦点フジ fuji 交換レンズ中望遠 MF マニュアルフォーカスレンズ

『中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6 Gマウント富士フイルムG レンズ GFX』スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ？

ポイント

スペック
特徴・機能
画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
操作性
オートフォーカス・AF
口コミ・評判・レビュー
どんな人におすすめ？

スペック

メーカー: 中一光学 (ZHONG YI OPTICS)
品番: SPEEDMASTER 80mm F1.6

特徴・機能

中一光学の「SPEEDMASTER 80mm F1.6 Gマウント富士フイルムG レンズ GFX」は、中判フォーマット対応の明るい単焦点レンズです。このレンズは、ポートレート撮影をはじめとするさまざまなシーンで活躍できる性能を持っています。
開放F値1.6という非常に明るい絞り値により、光量が少ない環境でもノイズやブレを抑えた撮影が可能です。また、背景を美しくぼかすことができるため、被写体を際立たせる柔らかな描写が特徴です。特にポートレート撮影では、そのボケ味が魅力的です。
レンズ構成は6群10枚で、ED（特殊低分散）レンズ1枚と超高屈折率レンズ3枚を含んでいます。この設計により、色収差を効果的に抑えつつ、画面全体で高い描写性能を実現しています。これにより、見たままの風景を鮮明に記録することができます。
焦点距離は80mm（35mm判換算で約63mm相当）で、標準から中望遠の間に位置します。このため、ポートレートだけでなく、日常のスナップ撮影や風景撮影にも適しています。最短撮影距離は0.5mと短く、被写体に寄った撮影も可能です。
鏡筒や付属のレンズフードは金属製で、高い耐久性と重厚感があります。この金属製フードは不要な光の侵入を防ぎながら、大切なレンズを傷や汚れから守ります。また、手触りや質感も高級感があります。
サイズはコンパクトながらしっかりとした作りで、富士フイルムGマウント用の場合の重量は約833gです。フィルター径は77mmで、絞り羽根は9枚構成となっており、美しい円形のボケを生み出します。

画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト

このレンズは、EDレンズ1枚と超高屈折率レンズ3枚を含む6群10枚の構成を採用しており、色収差を効果的に抑える設計となっています。これにより、画面の中央から端まで均一で高い描写性能を持ち、見たままの風景を忠実に再現するような画質が得られます。また、大口径F1.6という明るさのおかげで、柔らかく自然なボケが特徴で、ポートレート撮影などで被写体を引き立てることができます。
色収差については、特に開放F値でも抑えられており、高コントラストの場面でも目立つ色ズレが少ないとされています。これにより、シャープな描写が可能です。一方で、フレアやゴーストについては特段の記載がありませんが、大口径レンズであるため強い逆光下では注意が必要かもしれません。
歪みについても、このレンズは中判フォーマット用として設計されており、大型センサーに対応するための光学設計が施されています。その結果、歪みは非常に少なく抑えられており、建築物や風景撮影でも安心して使用できる性能を持っています。

操作性

このレンズは、マニュアルフォーカス専用ですが、フォーカスリングの動きが滑らかで適度な重みがあり、手動でピントを合わせる際に心地よい感触があります。特に、マニュアルフォーカスに慣れている方には使いやすいと感じられるでしょう。また、絞りリングにはわずかなクリック感があり、絞り値を調整する際の操作性も向上しています。
鏡筒は金属製で、高い剛性感と適度な重厚感があります。この金属製の質感は、所有する喜びを与えるだけでなく、耐久性も高いです。さらに、付属の金属製レンズフードは不要な光の侵入を防ぎつつ、レンズを保護する役割も果たします。
最短撮影距離が0.5mと短く設定されており、被写体に近づいて撮影することも可能です。この点は、ポートレートやクローズアップ撮影を楽しむ際に便利です。ただし、このレンズは重量が約833gとやや重いため、長時間の撮影では疲れを感じる可能性があります。

オートフォーカス・AF

中一光学の「SPEEDMASTER 80mm F1.6 Gマウント富士フイルムG レンズ GFX」は、オートフォーカス（AF）には対応していません。このレンズはマニュアルフォーカス（MF）のみを採用しています。そのため、撮影者自身がフォーカスリングを回してピントを合わせる必要があります。
この設計は、正確なピント合わせやクリエイティブな表現を重視するためのものです。特にポートレートや静物撮影など、ゆっくりと構図を決めながら撮影する場面に向いています。また、MF専用のため、AF機能に頼らずに細かい調整が可能です。
一方で、オートフォーカスを必要とする動きの速い被写体やスポーツ撮影には不向きと言えます。このレンズを使用する際は、その特性を理解した上で、適切なシーンで活用することが求められます。

口コミ・評判・レビュー

このレンズは、中判フォーマット対応の大口径単焦点レンズで、開放F値1.6という明るさが特徴です。そのため、夜間や室内など光量が少ない環境でもノイズやブレを抑えた撮影が可能で、柔らかく自然なボケ味が得られると評価されています。特にポートレート撮影でそのボケ味が被写体を引き立てると好評です。また、焦点距離80mm（35mm換算で約63mm）は、標準と中望遠の間に位置し、多様なシーンで使いやすいとされています。
描写性能についても高く評価されており、EDレンズ1枚と超高屈折率レンズ3枚を含む6群10枚の構成により、色収差を効果的に抑制。画面中央から端まで均一な描写力を持ち、高画質な写真が得られるとされています。特に「見たままの景色を切り取ったような自然な仕上がり」と表現されることが多いです。
一方で、金属製の鏡筒による高い剛性感や重厚感も魅力とされていますが、その重さ（約833g）がデメリットとして挙げられることもあります。長時間の使用では疲れやすいという声もありますが、「ガラスと金属の塊」としてその質感を好むユーザーも多いです。
価格面では、富士フイルム純正レンズに比べて手頃でありながら、高い描写性能を持つ点が魅力的だとされています。ただし、マニュアルフォーカスのみという仕様のため、ピント合わせには慣れが必要との意見も見られます。

どんな人におすすめ？

ポートレート撮影が好きな方に向いています。このレンズは35mm判換算で約63mm相当の焦点距離を持ち、人物写真に最適な画角を提供します。また、開放F値1.6の明るさにより、柔らかく自然なボケを活かした背景処理が可能で、被写体を際立たせることができます。特に背景をぼかして被写体を引き立てたい方には魅力的です。
次に、光量が少ない環境での撮影を楽しむ方にもおすすめです。このレンズは明るい開放F値と優れた光学性能により、夜間や室内など暗い場所でもノイズやブレを抑えた撮影が可能です。高感度撮影を避けたい方や、自然な光の中で撮影したい方にはぴったりです。
さらに、手動でのピント合わせを楽しみたい方にも適しています。このレンズはマニュアルフォーカス専用ですが、その分ピント合わせの自由度が高く、自分の意図通りの表現ができます。じっくりと構図やピントにこだわりたい方には魅力的な選択肢です。
また、中判カメラユーザーで個性的な描写を求める方にもおすすめです。このレンズは中判フォーマット対応で、純正レンズとは異なる柔らかい描写や独特の雰囲気を楽しむことができます。GFXシリーズなどのカメラで個性を出したい方には最適です。
最後に、高品質ながら比較的手頃な価格設定も魅力です。金属製の鏡筒による高い耐久性や質感もあり、長く愛用したいという方にも満足できるでしょう。