『Canon 望遠ズームレンズ EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM EF-M55-200ISSTMSL』軽量コンパクト【口コミ・評判・レビュー】

2024年12月18日

ポイント

スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ？

Canon 望遠ズームレンズ EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM(シルバー) ミラーレス専用 EF-M55-200ISSTMSL

Canon キヤノン望遠ズームレンズ EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM ミラーレス専用 EF-M55-200ISSTM キヤノン EF-M

『Canon 望遠ズームレンズ EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM EF-M55-200ISSTMSL』スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ？

ポイント

スペック
特徴・機能
画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
操作性
オートフォーカス・AF
口コミ・評判・レビュー
どんな人におすすめ？

スペック

メーカー: キヤノン (Canon)
品番: EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM

特徴・機能

Canonの「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」は、ミラーレスカメラ「EOS M」シリーズ専用の望遠ズームレンズです。このレンズは、コンパクトで軽量なデザインが特徴で、持ち運びやすく、日常使いや旅行、運動会などさまざまなシーンで活躍します。
焦点距離は55mmから200mmで、35mm判換算では88mmから320mm相当の画角をカバーします。これにより、遠くの被写体を大きく撮影できるだけでなく、美しいボケ味を活かしたポートレートや風景写真も楽しむことができます。特に望遠端では背景をぼかして被写体を際立たせることができ、一眼レフらしい仕上がりを実現します。
レンズには特殊低分散ガラス（UDレンズ）と非球面レンズが採用されており、ズーム全域で高い画質を提供します。また、手ブレ補正機能が搭載されており、最大約3.5段分の補正効果があります。これにより、手持ち撮影時でも手ブレを抑えた安定した写真が撮れます。
オートフォーカスにはステッピングモーター（STM）が採用されており、静かでスムーズなピント合わせが可能です。特に動画撮影時には、その静音性と滑らかな動作が威力を発揮します。最短撮影距離は1メートルで、小さな被写体にも迫ることができます。
さらに、このレンズは直径約60.9mm、長さ約86.5mm、重さ約260gと非常にコンパクトで軽量です。「EOS M」シリーズのカメラと組み合わせてもバランスが良く、長時間の撮影でも疲れにくい設計となっています。

画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト

このレンズの画質は、広角側（55mm付近）では非常に良好で、細部までしっかりと描写できる性能を持っています。ただし、ズームを伸ばして200mm付近になると解像度が低下し、特に絞り開放では画質が甘くなる傾向があります。一段絞ることで多少改善しますが、それでも最高のシャープさには達しません。
色収差については、広角側と中間域ではほとんど目立たない優れた性能を持っています。しかし、200mmで絞り開放の場合には色収差が目立つことがあります。この点は撮影条件によって注意が必要です。
歪みに関しては、全体的に良好な制御がされています。広角端ではわずかな樽型歪みが見られますが、許容範囲内です。望遠端では軽い糸巻き型の歪みがありますが、これも大きな問題にはなりません。
フレアとゴーストへの耐性は「まずまず」といった評価です。逆光条件下でもそれなりにコントラストを保つことができますが、強い光源が画面内に入る場合にはフレアやゴーストが発生する可能性があります。この場合はレンズフードを使用することで多少軽減できます。

操作性

このレンズは非常に軽量でコンパクトな設計が特徴です。そのため、持ち運びがしやすく、長時間の撮影でも疲れにくいです。ズームリングやピントリングは適度な重さがあり、滑らかに操作できます。この操作感は、多くのユーザーから「扱いやすい」と評価されています。
また、STM（ステッピングモーター）を採用しているため、オートフォーカス時の動作音が非常に静かです。特に動画撮影時にはモーター音がほとんど気にならず、快適に使用できます。手ブレ補正機能（IS）も搭載されており、静止画や動画の撮影時に安定した画質を提供します。この手ブレ補正は自動で最適化されるため、初心者でも安心して使えます。
一方で、オートフォーカスの速度については「速くはない」という意見もあります。動きの速い被写体を撮影する際には少し難しさを感じることがあるかもしれません。しかし、通常の風景や静止した被写体を撮る分には問題なく使えます。また、フルタイムマニュアルフォーカス機能も備えており、細かいピント調整が可能です。

オートフォーカス・AF

このレンズは、ステッピングモーター（STM）を採用しており、静止画だけでなく動画撮影時にも静かでスムーズなAFを実現しています。STMはリードスクリュータイプで、特に動画撮影時にはモーター音がほとんど気にならないため、快適に使用できます。
ただし、オートフォーカスの速度に関しては、動きの速い被写体を遠くから撮影する場合には少し難しいと感じることがあるようです。これはレンズ自体の仕様やカメラ本体の性能にも影響される部分があります。
また、このレンズではカメラ側でAF/MFの切り替えが可能です。さらに、「AF+MF」モードを使用すると、AFでピントを合わせた後にシャッターボタンを半押ししながらフォーカスリングを回すことで、任意にピントを調整できるフルタイムマニュアルフォーカスも利用できます。

口コミ・評判・レビュー

多くのユーザーがこのレンズの軽量さとコンパクトさを評価しています。260gという軽さと小型設計は、持ち運びがしやすく、旅行や日常の撮影に適しているとの声が多いです。また、手ブレ補正（IS）が搭載されており、特に望遠撮影時にその効果を実感する人が多いようです。動画撮影時にはSTMモーターのおかげで静かなフォーカス動作も高評価を得ています。
画質については、「価格の割には十分な性能」との意見が多いです。特に広角側（55mm）では解像度が高く、色収差も少ないため満足度が高いようです。一方で、望遠端（200mm）では解像度がやや低下し、絞り込むことで改善されるものの、F値の暗さが気になるという意見もあります。このため、動きの速い被写体や暗所での撮影には少し工夫が必要とされています。
操作性に関しては、ズームリングやフォーカスリングの操作感は概ね良好とされています。ただし、一部ではフォーカスリングが小さく操作しづらいという指摘もあります。また、オートフォーカス（AF）の速度については「速くはない」と感じるユーザーもおり、特に動体撮影では苦労する場面があるようです。
マウント部分がプラスチック製であることについては意見が分かれます。軽量化には寄与しているものの、耐久性や高級感に欠けると感じる人もいます。ただし、この点を気にしないユーザーも多く、価格とのバランスを考えれば納得できるという声もあります。

どんな人におすすめ？

このレンズは、Canon EOS Mシリーズ専用で、軽量コンパクトな設計が特徴です。そのため、ミラーレスカメラを使用している初心者や、気軽に持ち運びたい方に向いています。特に、旅行やお出かけ先で手軽に遠くの被写体を撮影したい方には最適です。また、動物園や子どもの運動会、発表会など、被写体に近づけない場面でも活躍します。
さらに、このレンズは手ブレ補正機能が搭載されており、初心者でも安定した撮影が可能です。価格も比較的手頃なので、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめできます。
ただし、オートフォーカスの速度が速くないため、動きの速い被写体を撮影する際には少し注意が必要です。それでも、背景をぼかしたポートレートや風景写真など、多彩なシーンで使える汎用性の高いレンズです。