- スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
Nikon 広角パワーズームレンズ NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR Zマウント APS-C
『Nikon 広角パワーズームレンズ NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR Zマウント APS-C』スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
- スペック
- 特徴・機能
- 画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
- 操作性
- オートフォーカス・AF
- 口コミ・評判・レビュー
- どんな人におすすめ?
スペック
- メーカーはニコンです。
- 品番は「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」です。
特徴・機能
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRは、ニコンのZマウントに対応した超広角ズームレンズです。このレンズは、APS-Cサイズ(DXフォーマット)のカメラ向けに設計されており、焦点距離12mmから28mm(35mm判換算で18mmから42mm相当)をカバーします。これにより、風景や建物の撮影、自撮りやテーブルフォトなど、さまざまなシーンで活躍します。
このレンズの特徴の一つは、NIKKOR Zシリーズで初めて採用されたリニア駆動のパワーズーム機能です。この機能により、静かで滑らかなズーミングが可能となり、特にVlogや動画撮影で便利です。ズーム操作はカメラ本体のボタンやリモコン、スマートフォンからも行え、ズーム速度は11段階で調整できます。
また、最短撮影距離は0.19mと非常に近く、最大撮影倍率0.21倍を実現しています。これにより、小さな被写体や近距離でのダイナミックな撮影が可能です。さらに、このレンズには手ブレ補正機能(VR)が搭載されており、4.5段分の補正効果があります。暗い場所や手持ち撮影でもブレを抑えたクリアな写真が撮れます。
光学性能も優れており、EDレンズと非球面レンズを使用することで高画質を実現しています。画角は広く、遠近感を強調した表現や自然な視野角での撮影が可能です。また、防塵・防滴構造が施されているため、アウトドアでの使用にも安心です。
さらに、このレンズは軽量コンパクトで重さ約205gと持ち運びしやすい設計になっています。旅行や街歩きなどでも気軽に使用できる点も魅力です。操作性にも優れており、「コントロールリング」を使って絞り値や露出補正などを簡単に設定できます。
画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
このレンズは、全体的に高い解像力を持ち、絞り開放から安定した画質を提供します。特に中央部分ではシャープでクリアな描写が得られ、ズーム全域で一貫性があります。ただし、広角端(12mm)の隅では解像度がやや低下することがありますが、実用上問題ないレベルです。また、周辺減光も広角端で目立ちますが、ズームすることで改善されます。
色収差については、倍率色収差が非常に少なく、高級な広角ズームレンズよりも優れているとされています。JPEG出力では色収差がきれいに補正されるため、実用的にはほとんど気にならないでしょう。
歪みについては、12mmで樽型の歪曲収差が目立ちますが、自動補正機能を使用すれば十分に対応可能です。ただし、Adobe製品やニコン純正ソフトウェアでは補正を外すことができないため、この点は注意が必要です。
逆光耐性に関しては、「完璧」ではないものの、この価格帯の超広角ズームレンズとしては良好です。フレアやゴーストは極端な状況で発生する可能性がありますが、大きな問題にはなりません。ナノクリスタルコートなどの技術は採用されていませんが、実際の使用では十分な性能といえます。
操作性
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRは、操作性に優れたレンズです。このレンズは、ニコンのNIKKOR Zシリーズで初めてパワーズームを採用しており、滑らかなズーミングが可能です。ズーム操作はカメラ本体のボタンやリモコンでも行えるため、手元の操作が簡単で、動画撮影時にも便利です。また、ズーム速度を11段階から選べるので、撮影スタイルやシーンに合わせて細かく調整できます。
さらに、このレンズは軽量でコンパクトな設計が特徴です。約205gと軽いため、持ち運びが楽で、長時間の撮影でも疲れにくいです。また、インターナルズーム機構を採用しているため、ズーミング時にレンズの長さが変わらず、バランスを保ちながら快適に撮影できます。
静音性も高く、フォーカスブリージング(ピント調整時の画角変化)が抑えられているため、動画撮影にも適しています。これにより、自然な映像表現が可能になり、多様なシーンで使いやすい設計となっています。
また、「コントロールリング」に絞り値や露出補正などの機能を割り当てることができるため、自分好みの操作性を実現できます。これにより、撮影中でもスムーズな設定変更が可能です。
オートフォーカス・AF
このレンズは、ニコンのZマウントシステムに対応した広角ズームレンズで、静止画と動画の両方で快適に使えるよう設計されています。特に、動画撮影時の性能が高く評価されています。
このレンズは、静止画モードでは「シングルAFサーボ(AF-S)」「コンティニュアスAFサーボ(AF-C)」「AFモード自動切り換え(AF-A)」をサポートしています。動画モードでは「フルタイムAF(AF-F)」にも対応しており、動きのある被写体にもスムーズにピントを合わせることができます。また、予測駆動フォーカス機能も搭載されているため、被写体の動きを予測してピントを調整することが可能です。
フォーカスポイントは209点あり、広い範囲で精密なピント合わせができます。さらに、このレンズは静音性に優れており、オートフォーカスの動作音がほとんど気になりません。これにより、特に動画撮影時には周囲の音を邪魔せずに撮影が可能です。
加えて、「フォーカスブリージング」が効果的に抑制されているため、ピントを移動させた際でも画角の変化が少なく、自然な映像表現を実現できます。これらの特徴から、このレンズはVlogや映画制作など、動画撮影を重視するユーザーにも非常に適しています。
口コミ・評判・レビュー
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRは、ニコンが2023年5月に発売したAPS-Cフォーマット対応の広角ズームレンズです。このレンズは、軽量でコンパクトな設計とリニア駆動のパワーズームを特徴としており、静止画だけでなく動画撮影にも適した性能を持っています。
まず、このレンズはズーム全域で安定した解像性能を持つと評価されています。特に、絞り開放時でも良好な画質が得られるため、初心者から上級者まで幅広いユーザーにとって使いやすいと言われています。また、逆光耐性や色収差補正も優れており、価格帯を考えると非常にコストパフォーマンスが高いとされています。
動画撮影との相性も良く、フォーカスブリージング(ピント移動時の画角変化)が抑えられているため、滑らかな映像表現が可能です。さらに、静音性に優れたパワーズーム機能は、Vlogや自撮り動画などの用途にも便利です。最短撮影距離が19cmと短いため、近接撮影でも活躍します。
一方で、外観については高品質なプラスチック外装が採用されているものの、一部の操作リングや前面部分が安っぽく感じるという意見もあります。また、防塵防滴仕様ではあるものの、マウント部にシーリングがない点が気になるという声もあります。
旅行や日常使いにも適しており、その軽さと広角域(12-28mm)が風景や建物の撮影に便利だという口コミも多く見られます。一方で、望遠端が35mm判換算で42mm相当までしか伸びないため、ポートレートや遠景撮影には向かないという指摘もあります。
どんな人におすすめ?
「Nikon 広角パワーズームレンズ NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」は、特に動画撮影やVlog、自撮りを楽しみたい方におすすめです。このレンズは、超広角12mm(35mm換算で18mm相当)から28mm(35mm換算で42mm相当)までのズームが可能で、広い画角を活かした遠近感のある映像や自然な視野に近い描写が得られます。これにより、風景や室内撮影、テーブルフォトなど幅広いシーンで活躍します。
また、軽量でコンパクトな設計(約205g)なので、持ち運びが簡単で長時間の撮影でも負担が少ないです。さらに、最短撮影距離が19cmと短く、自撮りや近接撮影にも便利です。静音性に優れたパワーズーム機能を搭載しており、滑らかなズーミングが可能なので、動画制作においても非常に使いやすいです。
このレンズは特に、ミラーレスカメラ初心者や軽量な機材を求める方、小型カメラ「Nikon Z 30」などと組み合わせて手軽に映像表現を楽しみたい方に向いています。日常の記録から本格的な映像制作まで幅広く対応できるため、クリエイティブな活動を始めたい方にも最適です。
Nikon 広角パワーズームレンズ NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR Zマウント APS-C