- スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
Canon 標準ズームレンズ EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM フルサイズ対応
レンズ『Canon 標準ズーム EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM』スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
- スペック
- 特徴・機能
- 画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
- 操作性
- オートフォーカス・AF
- 口コミ・評判・レビュー
- どんな人におすすめ?
スペック
- メーカー:キヤノン
- 品番:EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM
特徴・機能
Canonの標準ズームレンズ「EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM」は、広角から中望遠までをカバーする便利な焦点距離と、手ブレ補正機能を備えた使いやすいレンズです。このレンズは1998年に発売され、フィルムカメラ時代の終わり頃に登場しましたが、現在でも多くのユーザーに愛されています。
このレンズの特徴として、焦点距離が28mmから135mmまで対応しているため、風景やポートレートなど幅広い撮影シーンで活躍します。広角では広い画角で風景を撮影でき、中望遠では被写体を引き寄せて撮ることができます。そのため、小旅行や日常のスナップ撮影など、「これ一本で済ませたい」と思う場面にぴったりです。
また、手ブレ補正機能(IS)が搭載されており、暗い場所や手持ち撮影でも安定した写真が撮れます。ただし、最近の手ブレ補正機能と比べると性能は控えめで、低速シャッターを多用する場合には少し注意が必要です。動作開始時にわずかなタイムラグがあるため、手ブレ補正はあくまで補助的な役割と考えると良いでしょう。
オートフォーカスには超音波モーター(USM)が採用されており、静かでスムーズなピント合わせが可能です。ただし、動きの速い被写体を追うには少し遅い場合があります。さらに、このレンズは軽量(約540g)で持ち運びやすく、長時間の撮影でも負担になりにくい設計となっています。
描写性能については、シャープなピントと自然なボケ味が特徴です。特に中望遠域では背景をぼかした立体感のある写真が撮れます。ただし、一部の条件では周辺光量が低下することもあり、それを活かしてダイナミックな表現を楽しむことも可能です。
画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
Canon EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMの画質については、全体的に「無難な標準ズームレンズ」といった評価が多いです。ズーム全域で非球面レンズを採用しており、一般的な撮影では十分な画質が得られるとされています。ただし、最新のレンズと比べるとやや古さを感じる部分もあります。
色収差については、中央部分ではよく補正されており、目立つことは少ないです。ただし、画像を拡大した場合や周辺部分では多少の色収差が見られることがあります。これは現像時に補正することである程度改善できます。
歪みについては、広角端で樽型(バレル状)の歪みが目立ち、望遠端では糸巻き型(ピンカッション状)の歪みが見られます。建物など直線的な被写体を撮影する際には、この歪みが気になる場合がありますが、これも現像時の補正で対応可能です。
フレアやゴーストに関しては、逆光や強い光源がある場面で出やすい傾向があります。特に開放付近での撮影では注意が必要です。ただし、この点についてもコーティング技術の最適化が施されており、完全ではないもののある程度抑えられています。
このレンズは1998年発売と古い設計ですが、手ブレ補正機能や広い焦点距離範囲を持つため、日常使いには便利です。ただし、高画質を求める場面や最新のレンズと比較すると性能面で物足りない部分もあるため、用途に応じた選択が必要です。
操作性
このレンズにはAF/MF切り替えスイッチや手ブレ補正(IS)のON/OFFスイッチが搭載されており、これらがレンズ本体にあるため、操作が直感的で使いやすいとされています。ズームリングの動きも適度な重さで滑らかであり、撮影中の調整が快適です。ただし、肩にカメラをかけて歩いているときにズームが勝手に伸びることがあるという指摘もあります。
また、オートフォーカス(AF)は静かでスムーズに動作し、特に初心者でも問題なく使える感度を持っています。MF時のピントリング操作も滑らかで、細かな調整がしやすいとの声があります。
オートフォーカス・AF
このレンズは、リングUSM(Ultrasonic Motor)とインナーフォーカス方式を採用しています。この仕組みにより、AFは非常に静かで速く動作します。撮影中の音が気になる場面でも安心して使用できます。
さらに、このレンズはフルタイムマニュアルフォーカスにも対応しています。これは、AFモードのままピントが合った後に、手動で微調整ができる機能です。例えば、シャッターボタンを半押しした状態でフォーカスリングを回すと、自分の好みに合わせてピントを細かく調整することが可能です。
また、AF機能はズーム全域で0.5mまでの近接撮影にも対応しています。これにより、被写体に近づいても正確なピント合わせができるので、幅広いシーンで活躍します。このように、高速かつ静かな動作と柔軟な調整機能を持つため、初心者から上級者まで使いやすい設計となっています。
口コミ・評判・レビュー
Canon EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMは、1998年に発売された標準ズームレンズで、広い焦点距離をカバーし、手ブレ補正機能や超音波モーターを搭載しています。このレンズについてのレビューや口コミを以下にまとめます。
まず、このレンズは広角から望遠まで対応できるため、小旅行や日常的な撮影に便利だと言われています。特に、一眼レフ初心者には使いやすいと評価されています。軽量で持ち運びがしやすく、1本で多くのシーンに対応できる点が魅力です。一方で、プラスチック感のある外装が安っぽく感じるという意見もあります。
オートフォーカスについては、古いモデルであるため速度や感度が最新のレンズには劣るものの、普段使いには十分だとされています。ピント精度も悪くなく、シャープな写真が撮れるという声が多いですが、一部ではピントが甘いと感じることもあるようです。
描写性能については「標準的」と評されることが多く、大きな欠点はないものの、特別に優れた描写力があるわけでもないとのことです。広角端では歪みが目立つ場合がありますが、少し絞れば改善するとの意見があります。また、135mmの望遠端では解像度が向上するため、絞りを調整することでより良い結果を得られるとされています。
手ブレ補正機能(IS)は当時としては画期的でしたが、現在の最新モデルと比べると効果は控えめです。それでも暗所での撮影や低速シャッター時には一定の効果を発揮します。ただし、補正が効き始めるまでにタイムラグを感じる場合があるという指摘もあります。
ズームリングの操作感は良好ですが、自重でズームが伸びてしまうことがあり、この点を不満に思うユーザーもいます。また、携帯性については「大きすぎず重すぎず」と評価されており、使いやすいサイズ感だとされています。
どんな人におすすめ?
Canonの標準ズームレンズ「EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM」は、幅広い用途で使える便利なレンズです。このレンズは、初心者から経験豊富なカメラ愛好家まで、さまざまな人におすすめできます。
まず、広角28mmから中望遠135mmまでをカバーするため、風景やポートレート、旅行写真など、幅広いシーンで活躍します。特に「これ1本でほとんどの撮影に対応したい」という方にぴったりです。荷物を減らしたい小旅行や日常的な撮影にも便利です。また、手ブレ補正機能が搭載されているので、手持ち撮影でも安心して使える点が魅力です。
さらに、オートフォーカスが静かでスムーズなため、一眼レフカメラを始めたばかりの方でも扱いやすい仕様となっています。価格も比較的手頃であるため、初めての標準ズームレンズとしても適しています。一方で、多くのレンズを経験した方にとっても、その焦点距離や使い勝手の良さから選ばれることがあります。
ただし、このレンズは1998年発売のモデルであるため、最新のレンズと比べるとAF速度がやや遅いと感じる場合があります。また、APS-Cサイズのカメラでは広角端が狭く感じることもあるため、フルサイズカメラでの使用が特におすすめです。
Canon 標準ズームレンズ EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM フルサイズ対応