- スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM
レンズ『Canon 単焦点 EF50mm F1.8 STM EF5018STM』スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?
- スペック
- 特徴・機能
- 画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
- 操作性
- オートフォーカス・AF
- 口コミ・評判・レビュー
- どんな人におすすめ?
スペック
- メーカー: キヤノン
- 品番: EF50mm F1.8 STM
特徴・機能
Canonの単焦点レンズ「EF50mm F1.8 STM」は、軽量でコンパクトな設計と明るいF1.8の開放絞りが特徴のレンズです。このレンズは、2015年に発売されたモデルで、初心者から上級者まで幅広いユーザーに人気があります。
このレンズは、人間の視野に近い50mmの画角を持ち、自然な遠近感で撮影ができます。特にF1.8という明るい開放絞りを活かして、背景を大きくぼかした写真を撮ることが可能です。このボケ味はポートレートや静物撮影などで非常に魅力的です。また、絞り羽根が7枚の円形絞りになっているため、背景のボケが滑らかで美しい仕上がりになります。
オートフォーカスにはギアタイプのステッピングモーター(STM)が採用されており、静かでスムーズなピント合わせが可能です。動画撮影時にもこの静音性が役立ちます。また、AFモードのままでも手動でピント調整ができるフルタイムマニュアルフォーカス機能も搭載されています。この機能は細かいピント調整を必要とする場面で便利です。
さらに、このレンズは最短撮影距離が35cmと短く、小さな被写体をクローズアップして撮影することもできます。最大撮影倍率は0.21倍で、標準的な単焦点レンズとして十分な性能を持っています。
外観デザインにもこだわりがあり、質感のある梨地塗装や金属製のマウント部など、高級感を感じさせる仕上げとなっています。それにもかかわらず、重さはわずか160gと軽量で、持ち運びにも便利です。
価格も非常に手頃で、初めて単焦点レンズを試してみたい方やコストパフォーマンスを重視する方におすすめの一本です。このレンズは標準画角を活かした自然な写真表現から、大きなボケ味を活かした創造的な写真まで、多彩な用途に対応できる魅力的な選択肢と言えます。
画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
このレンズの画質は、特に中央部分で非常に良好です。開放F1.8ではシャープさが少し控えめですが、F2.8やF4まで絞ると、全体的な解像力が大幅に向上します。F4からF11の範囲では、中央から周辺部まで非常にシャープな描写が得られます。一方で、開放時には四隅の解像感がやや甘くなることがありますが、これは価格帯を考えると許容範囲と言えるでしょう。
色収差については、非常によく抑えられています。軸上色収差によるパープルフリンジやハロが見られることがありますが、その程度は軽微であり、全体的には目立ちません。この点は特に高性能なEDレンズなどを使用していないことを考えると優秀です。
歪みに関しては、タル型の歪みが約0.4%程度観測されます。この数値は50mmレンズとしては一般的な範囲であり、撮影後の補正も容易です。そのため、大きな問題にはなりません。
最後にフレアとゴーストですが、このレンズは逆光耐性も比較的良好です。強い光源を直接入れて撮影した場合でも、大きなフレアやゴーストはほとんど発生しません。ただし、高輝度部分ではコントラストがわずかに低下する場合があります。
操作性
このレンズは、従来モデルから大幅に改良されており、特にフォーカスリングの幅が広くなったことで、マニュアルフォーカスの操作がより快適になりました。
また、ステッピングモーター(STM)を採用しているため、オートフォーカスの駆動音が非常に静かで、動画撮影時でもスムーズなピント合わせが可能です。この静音性と滑らかさは、従来のDCモーターと比べて大きな進化と言えます。さらに、AFモードのままでもピント調整ができる「フルタイムマニュアルフォーカス」に対応しているため、細かい調整も簡単です。
最短撮影距離が35cmに短縮されており、被写体により近づいて撮影することができます。これにより、クローズアップ撮影の幅も広がり、操作性がさらに向上しています。また、レンズ自体が非常に軽量でコンパクトな設計となっており、持ち運びやすさも魅力です。
オートフォーカス・AF
このレンズは、ギアタイプのステッピングモーター(STM)を採用しており、従来機種と比べて静かで滑らかなオートフォーカス駆動を実現しています。このため、特に動画撮影時においてもスムーズなピント合わせが可能です。
また、オートフォーカスでピントを合わせた後でも、フォーカスリングを回すだけでそのままマニュアルフォーカスに切り替えることができる「フルタイムマニュアルフォーカス機構」を搭載しています。この機能により、細かいピント調整が必要な場面でも便利に使用できます。
最短撮影距離は35cmで、最大撮影倍率は0.21倍となっており、クローズアップ撮影にも対応しています。これにより、被写体に近づいた撮影でもしっかりとしたピント合わせが可能です。
口コミ・評判・レビュー
このレンズの最大の魅力は、F1.8という明るい開放絞りによる美しいボケ表現です。背景を大きくぼかした写真を撮ることができ、特にポートレート撮影やスナップ撮影に適しています。また、軽量コンパクトな設計で持ち運びがしやすく、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。STM(ステッピングモーター)を採用したことで、従来モデルよりも静かで滑らかなオートフォーカスが可能になり、動画撮影にも適しているという声も多いです。
一方で、いくつかの弱点も指摘されています。例えば、APS-Cサイズのカメラで使用すると焦点距離が約80mm相当となり、中途半端な画角で使いにくいと感じるユーザーもいます。また、開放F値で撮影した場合には写真が少しソフトな印象になることがあり、シャープな描写を求める場合は絞りを調整する必要があります。さらに、一部の個体ではピント精度にばらつきがあるとの意見も見られます。
価格面では非常にコストパフォーマンスが高いと評価されています。同じ焦点距離の高級レンズと比較すると性能面では劣る部分もありますが、この価格帯で得られる描写力としては十分満足できるという意見が多いです。一部のユーザーからは、「初心者の最初の単焦点レンズとして最適」との声もあります。
どんな人におすすめ?
Canonの「EF50mm F1.8 STM」は、初心者から中級者まで幅広い層におすすめできるレンズです。このレンズは軽量・コンパクトで持ち運びがしやすく、価格も手頃なため、初めて単焦点レンズを試してみたい方に特に向いています。標準画角の50mmは人間の視野に近い自然な視点を提供し、ポートレートやスナップ、風景撮影など幅広いシーンで活躍します。
明るいF1.8の開放絞りを持つため、背景を大きくぼかした写真が撮れるのが魅力です。特にポートレートでは被写体を際立たせる効果があり、美しいボケ味を楽しむことができます。また、最短撮影距離が35cmと短いため、被写体に近づいた撮影も可能で、小物や料理などのクローズアップ撮影にも適しています。
このレンズは静かなオートフォーカス機能を備えており、動画撮影にも適しています。さらに、オートフォーカス後でも手動でピント調整ができる「フルタイムマニュアルフォーカス機能」を搭載しているため、細かい調整が必要な場面でも便利です。
APS-Cサイズのカメラで使用すると焦点距離が約80mm相当になり、中望遠レンズとしても使えます。このため、バストアップのポートレートや背景をぼかした写真表現が得意な方にもおすすめです。一方で、手ブレ補正がないため、暗所での撮影やシャッタースピードが遅くなる場面では注意が必要です。
Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM