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レンズ『フォクトレンダー VoightLander 単焦点 NOKTON classic 40mm F1.4 S.C.単層コート 131521』クラシカルな色調とフレア【口コミ・評判・レビュー】

ポイント
  • スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?

フォクトレンダー VoightLander 単焦点レンズ NOKTON classic 40mm F1.4 S.C.単層コート 131521
目次

レンズ『フォクトレンダー VoightLander 単焦点 NOKTON classic 40mm F1.4 S.C.単層コート 131521』スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?

ポイント
  • スペック
  • 特徴・機能
  • 画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
  • 操作性
  • オートフォーカス・AF
  • 口コミ・評判・レビュー
  • どんな人におすすめ?

スペック

特徴・機能

「フォクトレンダー NOKTON classic 40mm F1.4 S.C.」は、クラシックな描写と現代的な機能を兼ね備えた単焦点レンズです。このレンズの特徴は、撮影結果に独特の「味わい」をもたらすことにあります。意図的に収差を残す設計がされており、絞り開放では柔らかく優しいボケ味を楽しむことができます。一方で、絞ることでシャープでキレのある描写が可能となり、二つの異なる表現を使い分けることができる点が魅力です。
このレンズはF1.4という明るい大口径を持ちながら、全長約30mm、重量175gと非常にコンパクトで軽量です。そのため、持ち運びがしやすく日常的な撮影にも適しています。また、焦点距離40mmという絶妙な画角は、風景やポートレートなど幅広いシーンで活躍します。標準レンズと広角レンズの中間的な特性を持つため、人物と背景をバランスよく撮影するのに適しています。
さらに、このレンズには「シングルコーティング(S.C.)」と「マルチコーティング(M.C.)」の2種類があります。S.C.はクラシカルな色調を再現し、逆光時にはフレアやゴーストが出やすい仕様です。これにより、オールドレンズのような懐かしい雰囲気の写真を楽しむことができます。一方でM.C.はニュートラルで自然な色再現を目指した設計となっています。
マニュアルフォーカス専用のレンズでありながら、高精度なヘリコイドユニットと滑らかな操作感のおかげで、細かいピント調整がしやすい点も特徴です。フォーカシングレバーの形状も工夫されており、スムーズかつ確実にピント合わせが可能です。また、このレンズはライカMマウント互換のVMマウントを採用しており、マウントアダプターを使用することでミラーレスカメラにも装着できます。

画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト

このレンズはクラシックな描写を意図して設計されており、現代的な高解像度レンズとは異なる独特の味わいを持っています。絞り開放時には柔らかく、絞ることでシャープな描写が得られるため、撮影者の意図に応じた表現が可能です。
色収差については、軸上色収差や倍率色収差が存在しますが、これらは絞り操作である程度コントロール可能です。ただし、完全に抑え込むことは難しく、この点がクラシックレンズらしい個性とも言えます。
歪みは比較的小さく、特に樽型歪曲が少ないため、標準レンズとして非常に扱いやすい設計となっています。Lightroomなどで補正する必要も少ない場合が多く、快適に使用できます。
フレアとゴーストについては、シングルコーティング(SC)の特性上、逆光時にフレアやゴーストが発生しやすい傾向があります。ただし、その出方は派手すぎず、適度な収差として楽しむことができます。順光ではほとんど気にならないため、多くのシーンで問題なく使用できます。

操作性

フォクトレンダー NOKTON classic 40mm F1.4 S.C.は、操作性において高い評価を受けています。このレンズはマニュアルフォーカス専用で、ピント合わせを自分で行う必要がありますが、その操作感が非常に滑らかで、使っていて楽しいと感じる人が多いです。ヘリコイド部分には高品質なグリースが使用されており、適度なトルク感があるため、細かいピント調整がしやすくなっています。
また、フォーカシングレバーが付いており、このレバーの形状が指にフィットするため、迅速かつ正確にピントを合わせることが可能です。このような設計により、撮影時の操作性が向上しています。
さらに、このレンズは非常にコンパクトで軽量(重量175g、全長29.7mm)なので、カメラに装着した際のバランスも良く、持ち運びや取り扱いがしやすいです。特にクラシカルなデザインも相まって、カメラとの一体感を楽しむことができます。
ただし、マニュアルフォーカスに慣れていない方には最初少し難しく感じるかもしれません。しかし、その過程も含めて「撮影を楽しむ」という点では、このレンズは非常に魅力的な選択肢と言えます。

オートフォーカス・AF

フォクトレンダー「NOKTON classic 40mm F1.4 S.C.」は、基本的にマニュアルフォーカス専用のレンズです。そのため、オートフォーカス機能は標準では搭載されていません。ただし、特定のマウントアダプターを使用することで、オートフォーカスに対応させることが可能です。
例えば、「TECHART LM-EA7」というマウントアダプターを使用すると、このレンズをソニーのEマウントカメラでオートフォーカスとして利用できます。このアダプターはライカMマウントのマニュアルフォーカスレンズをソニーEマウント対応に変換し、さらにオートフォーカス機能を追加する仕組みです。
ただし、オートフォーカスの速度や正確さはカメラ本体やアダプターの性能に依存します。そのため、純正のオートフォーカスレンズと比べると速度が遅かったり、精度が劣る場合があります。また、この方法を使うには別途アダプターを購入する必要がありますので、その点も考慮が必要です。

口コミ・評判・レビュー

このレンズはクラシカルな描写が特徴で、特に開放時には柔らかい表現が可能です。一方で絞るとシャープな描写に切り替わり、撮影者の意図に応じた多様な表現が楽しめるという意見が多く見られます。周辺減光やフレア、ゴーストなどもあえて楽しむことができるため、フィルムライクな写真を撮りたい方に向いていると評価されています。
また、サイズがコンパクトで重量も軽いため、持ち運びしやすい点も好評です。特に175gという軽さは、街歩きや旅行などで気軽に使用できる点で評価されています。40mmという焦点距離は、標準レンズとしての使いやすさと広角寄りの視野を兼ね備えており、ポートレートや風景撮影にも適しているとのことです。
操作性についてはマニュアルフォーカス専用であるため、初心者には少しハードルが高いと感じる場合もあるようですが、ピーキング機能を活用することでピント合わせが簡単になるとのアドバイスもあります。特にヘリコイド付きのマウントアダプターを使用すると最短撮影距離が短くなり、テーブルフォトなどの接写でも便利だという意見もありました。
一方でデメリットとしては、開放時の解像感が現代的なレンズに比べて低い点や、周辺減光が目立つ点が挙げられています。ただしこれらの特徴を「味」として捉え、自分の表現に活かしているユーザーも多いようです。

どんな人におすすめ?

フォクトレンダー「NOKTON classic 40mm F1.4 S.C.単層コート」は、写真の楽しみ方を広げたい人や、クラシックな描写に魅力を感じる方におすすめのレンズです。このレンズは、現代のレンズにはない柔らかさとシャープさを兼ね備えた独特の描写が特徴です。絞り開放では柔らかく幻想的な雰囲気を作り出し、絞ると鋭い描写力を発揮するため、撮影意図に応じて表現を変えることができます。
また、軽量でコンパクトな設計なので、持ち運びがしやすく、日常的に写真を撮りたい方にも最適です。焦点距離40mmは準広角から標準まで幅広いシーンで使いやすく、スナップ写真やポートレートなど、多様な撮影スタイルに対応します。
さらに、このレンズのシングルコーティング(S.C.)は、クラシカルな色調や逆光時の美しいフレア表現を楽しみたい方にもぴったりです。オールドレンズのような味わい深い写真を好む方には特に魅力的でしょう。
マニュアルフォーカス操作が好きな方や、自分でピント合わせを楽しみたい方にもおすすめです。滑らかな操作感と確実なピント調整が可能で、撮影そのものを楽しむことができます。


フォクトレンダー VoightLander 単焦点レンズ NOKTON classic 40mm F1.4 S.C.単層コート 131521
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