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『富士フイルム FUJIFILM X フジノン 14mm F2.8 F XF14MMF2.8 R』歪みを抑えた超広角【口コミ・評判・レビュー】

ポイント
  • スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?

富士フイルム(FUJIFILM) X 交換レンズ フジノン 単焦点 超広角 14mm F2.8 絞りリング F XF14MMF2.8 R
目次

『富士フイルム FUJIFILM X フジノン 14mm F2.8 F XF14MMF2.8 R』スペック、特徴・機能、画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト、操作性、オートフォーカス・AF、口コミ・評判・レビュー、どんな人におすすめ?

ポイント
  • スペック
  • 特徴・機能
  • 画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト
  • 操作性
  • オートフォーカス・AF
  • 口コミ・評判・レビュー
  • どんな人におすすめ?

スペック

特徴・機能

「富士フイルム FUJIFILM X フジノン XF14mmF2.8 R」は、超広角の単焦点レンズで、風景や建築物、夜景撮影に適した高性能なレンズです。このレンズの特徴や機能について、分かりやすく説明します。
このレンズは、35mm判換算で21mm相当の画角を持ち、広い範囲を撮影できるのが最大の魅力です。広角ながら歪曲収差が非常に少なく、写真の端まで鮮明な描写が可能です。7群10枚のレンズ構成には非球面レンズと異常分散レンズが含まれており、高度な光学設計によってクリアで正確な画質を実現しています。
明るいF2.8の開放絞りを備えているため、暗い室内や夜景でも美しい写真を撮ることができます。また、最短撮影距離が18cmと短く、被写体に近づいて撮影することも可能です。この特性により、小物や植物などのマクロ的な撮影にも挑戦できます。
さらに、このレンズはコンパクトで軽量です。直径65mm、長さ58.4mm、重さ235gと持ち運びしやすいサイズ感で、長時間の撮影でも負担が少ない設計となっています。フォーカスリングには距離指標と被写界深度指標が付いており、マニュアルフォーカス時にも便利です。
XF14mmF2.8 Rは風景や建築物だけでなく、星空やスナップ写真など多彩な場面で活躍します。特に広角特有の遠近感を活かしたダイナミックな写真表現が得意です。一方で、広角ゆえに構図や余計な要素の入り込みには注意が必要ですが、それを克服すれば独自の世界観を作り出せます。

画質・色収差・歪み・フレア・ゴースト

まず、画質についてですが、このレンズは中心から周辺まで高い解像力を保ちます。特に風景や建築物の撮影では、そのシャープさが際立ちます。超広角レンズとしては非常に優秀で、写真の隅々まで鮮明な描写が可能です。また、色味も鮮やかで自然な仕上がりになります。
次に、色収差に関してですが、このレンズは高度な光学設計によって色収差がほとんど見られません。特に建物や風景などの撮影で直線が多い被写体でも、色のにじみが抑えられており、クリアな写真が撮れます。
歪みに関しては、このレンズは歪曲収差を徹底的に抑えています。そのため、建築物や室内撮影など直線を多く含むシーンでも安心して使用できます。レビューでは「ゼロディストーション」と称されるほど歪みが少ないとの意見もあります。ただし、広角レンズ特有のパース効果は残るため、それを活かしたダイナミックな構図作りも楽しめます。
フレアとゴーストについては、逆光耐性が高く評価されています。太陽光を直接入れた場合でも、大きなフレアやコントラスト低下が起こりにくい設計です。ただし、光源の位置によってはゴーストが発生することがありますが、それも目立つほどではなく、多くの場合で快適に撮影できます。

操作性

このレンズは軽量でコンパクトな設計が特徴で、持ち運びが非常に楽です。そのため、撮影時にストレスなく扱うことができます。また、金属製の質感が手に伝わり、撮影中の満足感を高めてくれます。
一方で、絞りリングとフォーカスリングが軽く設計されており、これが長所でもあり短所でもあります。リングが軽いことで素早く設定を変更できる反面、カバンの中で意図せず回ってしまうことがあります。この点は注意が必要です。また、フォーカスリングには被写界深度指標が備わっており、マニュアルフォーカス時に便利な工夫がされています。
オートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り替えもスムーズで、直感的に操作できる点も評価されています。さらに、このレンズは小型ながらも高解像度を実現しており、撮影者の意図を忠実に再現する性能を持っています。

オートフォーカス・AF

このレンズはインナーフォーカス方式を採用しており、オートフォーカスの速度は非常に速く、動作音も静かです。このため、静かな環境での撮影や動画撮影にも適しています。
また、フォーカスクラッチ機構が搭載されており、オートフォーカスからマニュアルフォーカスへの切り替えが簡単に行えます。これにより、置きピン撮影(あらかじめピントを合わせておく撮影方法)もスムーズに行うことができます。ただし、現代の高画素カメラでは置きピンの精度が気になる場合もあるため、状況に応じた使い分けが必要です。
このレンズは特に風景や建築物の撮影でその性能を発揮します。高い解像力と歪みの少なさが特徴で、広角レンズとしての遠近感を活かしたダイナミックな写真を撮ることができます。オートフォーカスはこれらのシーンでもストレスなく使用できるため、初心者から上級者まで幅広いユーザーに適した設計となっています。

口コミ・評判・レビュー

このレンズは、広角レンズながら歪みが少なく、自然な描写ができる点が特徴です。特に風景や建物、夜景、星空の撮影において、その広がりのある描写力が好評です。光学設計が優れているため、デジタル補正なしでも歪みを抑えられる点が多くのレビューで称賛されています。また、開放F値2.8という明るさを持つため、暗い環境でも鮮やかな写真を撮ることができます。
ユーザーからは「シャープでヌケの良い描写」「真っすぐ構えると歪みがほとんど感じられない」といった声が多く見られます。一方で、「素直すぎて面白みに欠ける」と感じる人もいます。この「素直さ」は、全体的に整った写真を撮れるという利点でもありますが、個性を求める人には物足りない場合もあるようです。
また、このレンズは最短18cmまで寄れるため、広角ながらボケを活かした近接撮影も可能です。サイズもコンパクトで軽量なため、持ち運びにも便利で、多くのカメラボディと相性が良いとされています。そのため、スナップ撮影や旅行用としても人気があります。
ただし、欠点としては、防塵防滴仕様ではないことや手ぶれ補正がないことが挙げられます。また、一部のユーザーからはオートフォーカス(AF)が少し遅いと感じるという意見もあります。それでも、多くの人はこのレンズの描写力や使いやすさに満足しており、「価格以上の価値がある」と評価しています。

どんな人におすすめ?

このレンズは、広角ならではのダイナミックな表現が得意で、風景や建築物、室内撮影に適しています。歪みが少なく、画面の隅々まで高い解像度を保つため、建築写真や広がりのある風景を撮りたい方には最適です。また、明るいF2.8の開放値を持つため、夜景や星空の撮影にも活躍します。
さらに、21mm相当の画角は、人間の視野より少し広い範囲を自然に捉えることができるため、スナップ写真やドキュメンタリー撮影にも向いています。最短撮影距離が18cmと短く、被写体にぐっと寄った撮影も可能なので、広角マクロ的な使い方を楽しみたい方にもおすすめです。
また、このレンズは軽量で持ち運びがしやすく、操作性も優れているため、旅行や日常使いにも便利です。特に「超広角レンズを初めて試してみたい」「単焦点レンズならではの描写力を体験したい」と考えている方にはぴったりです。
一方で、このレンズは特有の画角やパース効果を活かすために多少の慣れが必要です。そのため、新しい撮影スタイルに挑戦したい方や、マンネリ化した写真表現に刺激を求めている方にもおすすめできます。


富士フイルム(FUJIFILM) X 交換レンズ フジノン 単焦点 超広角 14mm F2.8 絞りリング F XF14MMF2.8 R
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